「ほめると自己肯定感が下がる」そのわけは?

健康診査や健康相談では、相手の良いところをほめてから始まることをすすめられる。


元気そうですね。

顔色いいですね。


子どもが相手だったら、親をほめる。

可愛いね。

元気いっぱいだね。


それは、私はこういう解釈をする人間ですよっていう自己紹介みたいなもので


こういう子を可愛いって感じる。

こういう行動は、元気いっぱいだって感じる。


たとえ、その親がその子のことを可愛くないとか、うるさいって感じていたとしても

その親が感じてるままに

可愛くないですね。

うるさいですね。

って言ったら、どうだろう?


その一言で反撥をくらい

こころのシャッターは閉められる。


そので、そのことを別の見方で見たらこう見える。

こう解釈できるっていうのをポジティブに伝える。


ほめられると親もまんざらではない。

ほめてくれる人に好意を持つ。

好意を持った人は心の扉を開けてくれる。


ちょっとでも開けて欲しいなら

まずは、ほめる。


相手も褒めくれたら、話しますよって思ってるわけじゃない。

それは、無意識な反応。

中には

「ほめられると伸びるタイプなんで」とはっきり言う方もいるけど。


ほめて育てられた人がメンタルが強いか?

今の若い人って叱られ慣れていないからちょっとのことで凹む。

パワハラだって騒ぐ。

対応が大変

っていう話もよく聞く言葉です。



出来ないところを指摘された方が伸びる人もいる。

けど、「ここ出来てない」って指摘されると

心のどこかがチクリとする。

はいと答えながら、自己嫌悪のループに入っていくケースがある。

そこからの自己回復力がどのくらい育っているか?


つまりは、ほめるも叱るも相手の価値観の中で起きてること。

相手の言葉に反応してる自分がいるということ。


やってほしいこと、好ましいことをやったらほめる。

これは躾けの基本ではあるけれど

その価値観を躾ける側がどの程度意識できているか?

それによって、相手の自己信頼、自己肯定感は変わってくる。



子どもは、よく泣く。

 気持ちが悪い。不快だ。ってすぐに泣く。

 暑い、寒い、お腹がすいた、眠れない。お股が不快だ。

 なんだかわからないけど、ともかう嫌だ。

怖い。寂しい。そばに来て。

何でも泣いて伝えてくる。


そこを、なんでも、「はいはい」「よしよし」と応じる。

この「はいはい」「よしよし」

当たり前に声かけてる言葉が大事。


それじゃだめよなんて微塵も思っていない。

この訳の分からない

記憶にも残らない時期は「はいはい」「よしよし」ってあやす。

だから子は育つ。


そして、たぶん

その次だろう。

子どもが動き出す。自分の意志を持って

あーしてみたいこーしてみたいって動き出した時に起きる様々な葛藤


あーしたいの、よしよし

こーしたいの、はいはい

って言うわけにはいかないことがいっぱい出てくる。


あっちへ行きたい

これを食べたい

触ってみたい

欲望のままに行動が始めるその時


ダメよ

もう、悪い子だ

いけません。


そりゃそうだ。

たくさんの禁止事項が出てくるさ。

その子の子だけを見てたら一つ一つ対応できることも

他にもやることがあったら

とてもやれない。

対応できない。

だから、つい、自分が都合のいいように


では、ほめたらいいか?というとほめることで益々自己嫌悪になるケースもある。


ほめたからってその人の自己肯定感や信頼感が上がる

一社)健康支援フレッシュ・キラリ

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